ニッポンはもうIT大国になれない
http://anond.hatelabo.jp/20160228001028
ソフトウェア業界はドラゴンボールの世界と似ています。
「私の戦闘力は53万です」
というのはフリーザの有名なセリフなのですが、ソフトウェア産業でもまさに同じようなことが起きていて、戦闘力(=生産性)が桁外れの人がごろごろいるのです。
100人のプログラマが2週間かかって出来ないことをスーパープログラマが2時間であっさり解決とか普通にある世界です。
Google Code Jam とか Top Coder のアルゴリズム部門といったオンラインプログラミングコンテストに出場してみればわかると思います。(誰でも出場できます)
全世界一斉によーい・・ドン!と始まって、1問目の問題文を読み始めます。
すると・・三分の一も読むか読まないうちに、スコアボードにはすでにプログラムを提出して正解判定をもらっている人がちらほら出始めます。
なん・・だ・と・・?!
あなた方は魔人ブウの団体様ですか??
なんとか心を冷静に保ちつつ、1問目を読み終えてプログラムを作成、テストして提出し終えた頃には団体様はすでに最後の4問目まで提出し終わっています。
ぽかーん・・・いやー世界の壁は厚いなあ・・・
とか言っている場合ではありません。実は日本人もこの手の大会で上位入賞どころか優勝しまくっている人はいます。
じゃあ、こういう魔人たちは一体どこで働くのでしょうか?
答えは書かなくてもわかっていると思いますが、日本の IT ベンダーにはまず就職しません。
自分が理由として思いつくのは・・
外資系 IT (もしくは外国) に行ったほうが給料がいい。日本企業?1万倍仕事ができても給料は横並びだぜ、それが平等ってもんだろ?
外資系 IT はプログラムを書かせてくれる。日本の IT ベンダーは下請け・孫請けにやらせるので腕を振るう場所がない。あえて下請けに就職すれば書けますが・・立場も給料ももっと低いですよ?
外資系 IT はプログラマを尊重する。(社員に個室を与える、つまらない会議などを極力減らす) 常人よりウン万倍も生産性がある人にしょうもない経費精算作業とかさせるのはもったいないです。
日本の IT ベンダーでは世界を変えることができない。個別受注生産の繰り返し・・天才は繰り返し同じことをするのが嫌いです。
もしくは起業する。起業するんだったら起業家にやさしいところでするのは当然。(シリコンバレーなど) 一番お金がいる創業時にはお金を貸さず、黒字で会社が回りだしたらお金を貸したがる日本の銀行って何なの??
・・・
(まあ、私には崇高な魔人が本当に考えるところはわかりませんが)
・・・
はて、ソフトウェアエンジニアは日本でどうやって幸せになるんでしょうか・・
IT は超戦士たちが跋扈するドラゴンボールの世界です。特殊な世界には特殊な戦略で立ち向かわないとだめです。
常々私が思っていることに、
「すべてのモノは、レシピと材料に分けられる」
という事があります。
IT というのはモノづくりから「レシピ」の部分を純粋抽出した産業です。
そのため、実際の物質の制約がほぼないので、際限なく効率化できてしまうのです。
ここを理解せずに従来産業のモデルを当てはめていれば崩壊するにきまっています。変な平等主義がさらに輪をかけて状況を悪くしています。
日本は技術立国なんて今や昔。ソフトウェアの世界ではトップ集団からかなり離されています。
ソフトウェアを軽視、ソフトウェアエンジニアを軽視してきたツケが回ってきているのです。
http://anond.hatelabo.jp/20160228001028
ソフトウェア業界はドラゴンボールの世界と似ています。
「私の戦闘力は53万です」
というのはフリーザの有名なセリフなのですが、ソフトウェア産業でもまさに同じようなことが起きていて、戦闘力(=生産性)が桁外れの人がごろごろいるのです。
100人のプログラマが2週間かかって出来ないことをスーパープログラマが2時間であっさり解決とか普通にある世界です。
Google Code Jam とか Top Coder のアルゴリズム部門といったオンラインプログラミングコンテストに出場してみればわかると思います。(誰でも出場できます)
全世界一斉によーい・・ドン!と始まって、1問目の問題文を読み始めます。
すると・・三分の一も読むか読まないうちに、スコアボードにはすでにプログラムを提出して正解判定をもらっている人がちらほら出始めます。
なん・・だ・と・・?!
あなた方は魔人ブウの団体様ですか??
なんとか心を冷静に保ちつつ、1問目を読み終えてプログラムを作成、テストして提出し終えた頃には団体様はすでに最後の4問目まで提出し終わっています。
ぽかーん・・・いやー世界の壁は厚いなあ・・・
とか言っている場合ではありません。実は日本人もこの手の大会で上位入賞どころか優勝しまくっている人はいます。
じゃあ、こういう魔人たちは一体どこで働くのでしょうか?
答えは書かなくてもわかっていると思いますが、日本の IT ベンダーにはまず就職しません。
自分が理由として思いつくのは・・
外資系 IT (もしくは外国) に行ったほうが給料がいい。日本企業?1万倍仕事ができても給料は横並びだぜ、それが平等ってもんだろ?
外資系 IT はプログラムを書かせてくれる。日本の IT ベンダーは下請け・孫請けにやらせるので腕を振るう場所がない。あえて下請けに就職すれば書けますが・・立場も給料ももっと低いですよ?
外資系 IT はプログラマを尊重する。(社員に個室を与える、つまらない会議などを極力減らす) 常人よりウン万倍も生産性がある人にしょうもない経費精算作業とかさせるのはもったいないです。
日本の IT ベンダーでは世界を変えることができない。個別受注生産の繰り返し・・天才は繰り返し同じことをするのが嫌いです。
もしくは起業する。起業するんだったら起業家にやさしいところでするのは当然。(シリコンバレーなど) 一番お金がいる創業時にはお金を貸さず、黒字で会社が回りだしたらお金を貸したがる日本の銀行って何なの??
・・・
(まあ、私には崇高な魔人が本当に考えるところはわかりませんが)
・・・
はて、ソフトウェアエンジニアは日本でどうやって幸せになるんでしょうか・・
IT は超戦士たちが跋扈するドラゴンボールの世界です。特殊な世界には特殊な戦略で立ち向かわないとだめです。
常々私が思っていることに、
「すべてのモノは、レシピと材料に分けられる」
という事があります。
IT というのはモノづくりから「レシピ」の部分を純粋抽出した産業です。
そのため、実際の物質の制約がほぼないので、際限なく効率化できてしまうのです。
ここを理解せずに従来産業のモデルを当てはめていれば崩壊するにきまっています。変な平等主義がさらに輪をかけて状況を悪くしています。
日本は技術立国なんて今や昔。ソフトウェアの世界ではトップ集団からかなり離されています。
ソフトウェアを軽視、ソフトウェアエンジニアを軽視してきたツケが回ってきているのです。